浮々草

ひっそりと、着実に。

『こんな夜更けにバナナかよ』を観た

先週末は三連休で三本映画を観た。
とくだん映画好きってことはないんだけど、たまに行くとやっぱいいよねと思う。

 

もともと『ボヘミアン・ラプソディ』でも観ようかと思って映画館を調べたらやっていて、時間つぶしにチケットを取っただけだったが、とてもよかった。

 

いくつか印象的なシーンはあったけど、
序盤に、鹿野の「ぼくがわがままを言うのは、人の迷惑になるからと縮こまっている障害者に『生きるってことは迷惑をかけあうことだ』というのを伝えたいからだ」というような趣旨の、(少なくともこの時点では「何様だお前は」という印象を観客に与える)セリフがあって、私には刺さった。

 

傷つき傷つけることを恐れて、人と関わることが怖いと感じる場面が多く、人間関係で引いてしまうことがある。もっと変わっていきたい。
仲良くなりたい人と仲良くなれないで終わる人生はもったいない。

 

この映画はストーリーとしては障害者とその周りの人々を描いているけど、内容やメッセージは実際は障害は関係ないところが多い。万人に勧められる映画だと思った。